産業革命による蒸気科学、錬金術、魔術の発展は、各国の領土争いを激化させた。当然の帰結として世界大戦が勃発。7年に及ぶ戦争により疲弊した大陸西方の列強諸国は、厭戦的世論に押される形で、3年の期限付きの停戦条約を締結する。
条約締結の地は“南の灯台都市”アルフライラ。現在こそ列強国の飛び地【租界】がひしめく緩衝地帯に甘んじているが、かつて古代帝国時代に“郵便都市”として名を挙げたこの地は、東西の交流盛んな自由都市である。
1922年。国際郵便機構アルフライラ支部に所属する特務局員《エージェント》である君たちの元へ、停戦条約の締結に尽力した【反戦の聖女】シェラザードからの手紙が続々と届き始める。行方不明中の聖女の手紙には、迫りくる「平和の終わり」が予言されていた。
果たして君たちは、戦乱で分断された世界を手紙の力でつなぎ直せるだろうか?
――停戦条約の失効まで、あと1年。
言葉を紡ぐ
人と人が交われば、《縁》が生じる。縁はモノとモノの間に生まれる万有引力のごとく、力を生む。
この世界では、縁の持つ力を理解し、世界に干渉する行為を「魔術」と呼んでいる。
もっとも効率よく縁を結ぶことのできるツールが《言葉》だ。
人々が喜びの言葉を紡げばシアワセが一つ増え、呪いの言葉を吐けばタタリが一つ増える──この世界は、そんなことが本当に起こる不思議な世界なのだ。
神秘は身近なものであり、誓いや祈りの言葉は自然現象の一つであるが如く、人々の生活の中に息づいている。
錬金術や白魔術、始原呪術など、様々な系統の魔術があるが、そのほとんどが「《言葉》の性質を介して《縁》に至る技法」といえる。
「科学と魔術の融合」と呼ばれ、現在の世界で最も大きな力を持つ蒸気科学についても、その原則は変わっていない。
しかし、もっと人々にとって身近な魔術がある。
【手紙】である。
時間と空間を超えて言葉を届け縁をつなぐ手紙は、最も偉大な発明のひとつだ。
手紙に書かれた言葉は縁を結び、送り主と受け手双方の運命を変容させる。
特に強い縁に結びついた手紙には《モイライの楔》と呼ばれる文様が浮かび上がり、周囲の運命を大きく変える力を持つようになる。
また、手紙の運び手も、少なからず手紙による運命変容に巻き込まれる。
強い意志と運命の力を持つ者でなければ他者の運命の波に翻弄され、あっと言う間に発狂するか、命を落としてしまう。
古代世界において、「手紙の運び手」は最も栄誉ある役目の一つとされていた。
しかし、それは愛する家族との今生の別れと同義語でもあったのだ。
近世に入り、手紙の運び手の生存率を高めるとともにより多くの手紙を届けるべく、強い意志と運命の力を持つ者の素質《イーリスの翼》を備えた者を集めて組織化したのが《国際郵便機構》である。
《手紙》は時に人々へ幸福を届け、時に不幸をもたらす。
国際郵便機構の特務局員は、運命を動かす《兆し》の運び手なのだ。
手紙を送る
縁を結ぶ
君はPBM(プレイ・バイ・メイル)という言葉を聞いたことがないだろうか? PBMは、TRPGが大流行していた1990年代に一時代を築いた「定期更新型・多人数参加RPG」だ。PBMはゲーム雑誌の読者参加企画などから生まれ、郵便を活用して自分のキャラクターの行動を手書き文章で送信するという手法を使い、大規模なシナリオを参加者全員で楽しむことを可能にした。かつてのPBMは、インターネットのなかった時代ならではの濃密な体験をつくりあげ、数々の伝説を今へと伝えている。
アルパカコネクトのWorld2『White Letter』は、そんなPBMへのオマージュをたっぷり込めた新作PBW(プレイ・バイ・ウェブ)だ。
メインシナリオは月1回、1年間で完結する。月1回だから、他の趣味時間を圧迫しない範囲のライトな遊び方もできるし、相談期間が長いから、仲間のプレイヤーと一緒に綿密な行動を組み上げることもできる。さらには“うちよそ”のように濃い人間関係を築き上げたり、期間限定だからこその大胆な冒険だって可能なのだ。
期間限定・月1回という環境の中で、自分なりにどんな遊びができるか、いろいろ試してみよう!
『White Letter』の中心となる「シナリオ」では、郵便都市アルフライラを舞台に、先の大戦の停戦条約失効に至る1年間を追いかける物語が展開する。毎月1回公開される小説形式のテキスト「オープニング」を元に、ときには他のプレイヤーキャラクターと相談・協力しながら、君の行動を自由に考えよう。
行動の結果は、全体のストーリーを綴った小説形式の公開テキスト「ダイジェストリプレイ」として翌月に届く。
「シナリオ」での行動に応じて、君だけが閲覧できる小説形式の個別テキスト「リーフ(非公開リプレイ)」が届く。「リーフ」には、主に君のキャラクターを中心とした局地的エピソード、行動の結果やその影響などが描かれる。ときには「リーフ」に重要な秘匿情報が書かれていることもあるかもしれない。その内容を仲間に伝えるかどうかは、君に任されている。
郵便都市アルフライラでの日常生活など、「シナリオ」でカバーできない物語を見てみたいときは、アルパカテーラーの「ノベル」を活用しよう。
「ノベル」では期間に縛られず、アルパカテーラーの登録ライターに自由に内容を指定して物語を書いてもらえるのだ。月に一度では遊び足りない君も、ノベルを活用すれば、心行くまで郵便都市アルフライラを楽しむことができる。
『White
Letter』のプレイヤーキャラクターは、国際郵便機構のアルフライラ支部に所属する特務局員(エージェント)だ。
国際郵便機構の役割は、簡単に言えば「手紙を届けること」だ。中でも特務局員は、魔術的な性質を帯びた特別な手紙を届けることを使命としている。この世界において手紙は魔術の形態のひとつであり、運命を変容させる可能性を持つ。
特務局員は、手紙の魔力に翻弄されないだけの強い意志と運命の力を持つ者の素質【イーリスの翼】を備えた、選ばれし者なのだ。
さらに【モイライの楔】を持つような強い魔力を備えた手紙は、その力を悪用しようと狙う者が現れるかもしれない。そういったときには、手紙が悪漢の手に落ちることを防ぐ必要が出てくるだろう。
国際郵便機構の特務局員は、素早く手紙を届けるだけでなく、手紙にまつわるトラブルを調査する能力を持っている者や、手紙や運び手を守るための戦いに長けた者もいる。ひとりでは難しい状況も、仲間と協力すれば切り抜けられるだろう。
手紙を届けることで分断された世界をつなぎ直し、平和をもたらすことが、君たちに求められる役割だ。
物語の舞台となる郵便都市アルフライラは、熱帯気候の海に面した国際都市だ。古くから東西交流の交差点であり、現在は西方諸国の飛び地【租界】が多数存在するため、この都市に住む人々は多彩なルーツを持っている。
プレイヤーキャラクターも同じで、地元アルフライラの生まれの者もいれば、列強国出身で、留学や本国からの派遣などさまざまな事情でアルフライラへやってきた者もいる。それを表現するため、プレイヤーキャラクターには「少数民族の生まれ」「退役軍人である」「ストリートチルドレンだった」など、多彩な背景を設定することができる。
背景の設定により有利な能力を発揮できることもあるし、状況によってはペナルティを受けることもあるだろう。多様なルーツを持つキャラクター同士が、各々の立場を活かして協力することも『White Letter』の醍醐味だ。
『White Letter』はRPGの一種だが、キャラクターの多様性を表現するため、「最初は全員レベル1」といった制限は設けない。かわりにプレイヤーキャラクターは、経験の多寡を示す【キャリア】というステータスを持つ。最も経験豊富な【リターンズ】であれば、最初から強力な能力や名声を備えることもできる。その代わり、シナリオで得る成長報酬は少ない。一方、駆け出しの【ビギナーズ】は現在の能力的には低くなる傾向だが、新たな力や、本作特有の「未来の可能性」を引き寄せやすい設計となっている。
配属されたばかりの新人局員。実力はまだまだだが、高い《イーリスの翼》の加護を持つ。今年度採用のビギナーズにはもう一つ秘密があるようだが……?
現役のエリート特務局員。バランスの取れた高い総合力を持つ。現場の指揮権限を有し、強力な装備(メイルアーツ)を独自に運用できる。
かつて世界を救い、日常を取り戻したはずの予備役局員。今も一騎当千の力を持つとされるが《イーリスの翼》の加護が尽きつつある。
PBWは行動をフリーテキストで入力するがゆえに、ほぼ無限に近い自由度を誇る。そして、自分のキャラクターの活躍を記したオリジナル小説が残るのだ。 さらには自分のキャラクターのイラストやボイスをクリエイターに依頼して作成してもらったり、キャラクターを通じて同じワールドに参加している他のキャラクターと交流したりすることもできる。
こうして物語世界を生きる喜びを疑似体験できるのが、PBWの魅力だ。君も『WhiteLetter』に参加して、陰謀渦巻く熱帯の近代国際都市を生きてみよう!
新PBMスタイル郵便配達PBW『ホワイトレター』のキャラクター登録受付は近日開始予定。 初期登録のお得なキャンペーン情報等は、公式Twitterアカウントを通して告知していく。
なお、アルパカコネクトでは『ホワイトレター』の世界を彩るクリエイター(イラストレーター、ボイスアクター、ライター)も募集している。
登録には審査が必要となるが、それぞれのスキルを持ったクリエイターはぜひチャレンジしてみてほしい。
※ホワイトレターは月に一度のシナリオリリースとなる為、マスターの募集はありません